イギリスだと、テレビ観ながらSNSやるヒトは、それほど多くないらしいというハナシ。

Pocket
LINEで送る

ちょこちょこと調べ物をしていたら、面白いデータが目に入ってきた。なんでも、U.K. のネットリサーチ会社の YouGov が行った調査らしいのだけれども、 “Connected Devices 2014″ というのがあるらしい。

で、この中で「テレビを観ている時に SNS を使っているか?」という質問があって、ソレに対して “Yes” と回答したユーザーの割合は、全体の 27%。3 割満たないという結果が出たらしい。年齢層で見ても、一番 “Yes” の比率が高かった 16 〜 24 歳で、42% と半分未満。25 〜 39 歳で 37%。あとは年齢が上がるにつれ、どんどん “Yes” の比率が下がっていくという感じ。

で、もう一つ、コレに似たような調査を Harris Interactive が U.K. のユーザーを対象に行なっている。こちらは Twitter に関して。YouGov の調査は「テレビを観ている時に SNS を使っているか?」という質問だったけれど、Harris Interactive の方は「テレビを観ていて、その内容をツイートするか?」という質問だったりする。コレに対して “Every time” 、 “Regularly” 、 “Now and again” 、そして “Never” の、どれに当てはまるか、というモノなのだけれども、 “Never” と答えたユーザーが全体の 70% いたらしい。 “Now and again” で 21%。要は、テレビを観ながら、そのテレビの内容を頻繁にツイートするユーザーは、ごくごく少数派らしい、という結論でまとめられている。

まぁ、たしかに、単純に、この 2 つの調査結果を、そのまんま合わせたら「U.K. の SNS ユーザーは、テレビを観ている時に、あんまり SNS はやらないらしい。ましてや Twitter で、番組内容の Tweet するヒトなんて、ほとんどいないらしい」という感じに見えるよねぇ。実際には、この 2 つの調査結果って、別に同じヒトを対象にしているわけではないし、調査時期も微妙に違うので、なんとも言えないけれども。

で、仮に U.K. が、そういう感じだったとして、次に気になるのは「じゃぁ、他の国だと、どうなるんだろうね?」というハナシ。特に日本とか、どうなんだろ。よく「テレビと Twitter の相性はいい」って言われていたりもするけれども、そのへん、ホントのトコロ、どうなんだろ? と疑問に思ってしまったりもするわけで。

ちょっぴり気になるテーマなのでした。

 

テレビは観ないけどコンテンツにおカネを払うヒトのハナシ (U.S. のハナシ)

Pocket
LINEで送る

前回書いた “BBC のインフォグラフィックのハナシ” と少し関係ある、というか続きになるようなモノかもしれないハナシ。

1 週間くらい前の AdAge に少し気になるハナシが出ていた。

These Are the TV Shows More Popular Among Cord-Cutters

ちなみに “Cord-Cutters” というのは、ケーブル テレビなどを解約して、インターネット上で動画を試聴する方向に切り替えたヒトたちのコト。つまり、この記事は、いわゆる Cord-Cutters と呼ばれているユーザーたちは、ほかのインターネット ユーザーよりもテレビ番組を観ているというハナシ。もちろんテレビで観るわけではなく、オンラインで観るというコトになるのだけれども。

コレは Experian Marketing Services で実施した調査結果らしいのだけれども、Cord-Cutters がよく観ている番組のほとんどは、 “Traditional TV” 、つまり別にケーブル テレビや衛星放送の契約などをしなくても観られるモノらしい。

ただ、この中には番組そのものとか、あるいはシリーズ全体を観ているわけではないヒトも少なからずいるみたいだし、また、 “クリップだけ” 観ているというユーザーもカウントされているらしい。

でも、逆に考えれば、ショート クリップのような短いカタチにして、手軽に観られて、かつシェアしやすい環境を提供するコトで、Cord-Cutters たちを中心に番組そのものの認知を大きく高めるコトができるのではないか、とも考えられているようで。

あとは、Hulu とか Netflix に流れているというハナシもあるらしい。実際 Cord-Cutters がよく観る番組の上位 15 番組のうち、12 番組は Hulu で、そして 8 番組は Netflix で視聴可能だというコトだし、今回調査に回答した Cord-Cutters の 18% は、Netflix か Hulu のアカウントを持っているとのコト。

とはいえ、Cord-Cutters が軒並み Hulu や Netflix に流れているというコトではなく、むしろ Cord-Cutters は “TV局の Web サイト” をよく訪問するという結果が出ているのが気になるわけで。さらに言うと、YouTube を観ているユーザーの割合は、もっと少なくなるというのも気になるトコロ。

コレに関して、調査を行った Experian は Cord-Cutters を “people who have broadband internet subscriptions but not cable or satellite TV subscriptions” 、つまり「ブロードバンド インターネットでの (コンテンツ配信の) 購読契約を結んでいるけれども、ケーブル テレビや衛星放送を契約していない人」という定義にした方がいいのではないか、とコメントしている。もともと Cord-Cutters って、単に “ケーブル テレビや衛星放送の契約をやめた人” と言っていたのだけれども、実際にはちゃんとおカネを払ってコンテンツを視聴しているからだ、というのが理由。

自分の観たいコンテンツ “だけ” を、自分が観たい時に、自分が観たいカタチで視聴する、というためであれば、きちんとおカネを払う、というコトなのかもしれないわけで。あまり興味の無いコンテンツも含めて、subscription におカネを払うのはイヤで、かつずっとテレビの前にいるというのもイヤだ (もしくは、そもそも、そんな時間が無い)、というコトなのかもね。

・・・と、まぁ、コレはアメリカでのハナシなのだけれども、日本はどうなんだろう、というのをふと感じてしまったわけで (個人的には、ちょっと違うのかもなぁ…、と思っていたりする)。

インフォグラフィックとビジュアルジャーナリズム

Pocket
LINEで送る

イギリスの BBC が、毎日 infographics を作って、ソーシャル メディア上で share するというハナシ。

BBC to launch daily infographics shared on social media

5/19 から毎日、マジメなニュースなども含めて、幅広いテーマで 2 つの infographics を作って、ソレをまず Twitter や Pinterest で share して、で、一週間分をまとめて BBC の web サイトで紹介するというようなコトをするらしい。こういうトコロできちんと Pinterest を使っていくあたり “きちんとコミュニケーション設計ができているよなぁ…” と思うわけで。

コレを考えたのは、BBC News の “editor of visual journalism” な方らしい。もともと、(BBC のサイトを訪れる) たくさんのモバイル経由のユーザーのために、今までの traditional な platform と同じようなコトはできないか…、というコトで考えたみたいで。

で、なんで infographic かというと、こういうユーザー層へのアプローチに際して出て来る 3 つの課題に応えられるからだというコトらしい。その 3 つの課題が、

  1. Distinctiveness (独自性)
  2. A modern and lively way to treat news stories (ニュースを伝える上での鮮烈かつ現代的なアプローチ)
  3. An aid to understanding (わかりやすさ)

というモノ。

“ビジュアル ジャーナリズム” ってコトバ自体、それほど、あちこちでたくさん語られていないようなイメージがあるし、このコトバから想起されるのって、どうしても写真や映像になっちゃいがちな感じもすると思うのだけれども、コレってまさに “ビジュアル ジャーナリズム” だよね、と思ったしだい。

結構、BBC の “visual journalism” って色々なコトをやっているようで、日本でも紹介されてた “The secret life of the cat” も手掛けてる。

飼い主がいない時のネコの行動を24時間密着追跡するとこんな感じになる

こうやって見ると、BBC に限らず、海外のテレビ局って、ものすごくソーシャル メディア含めて、ネットの使い方が上手だなぁ、というのを改めて感じるわけで。そして、合わせて “日本でも、もっと色々と考えられるんじゃないのかなぁ…?” と思ったり。

今年は Local TV Ad の売上があがるらしい (U.S. のハナシ)

Pocket
LINEで送る

この前だったか、IAB internet advertising revenue report の中で、U.S. におけるインターネット広告の売上高が、テレビ広告の一部である “Broadcast Television” の広告の売上高を超えたというハナシが出ていたっけ。Broadcast Television の売上高を超えたと言っても、もちろん U.S. のテレビ広告って、他にもケーブル TV だったり、あるいは “Local TV Ad” と呼ばれる、地域の放送広告なんてのがあったりするのだけれども (そういえば単純に「テレビの広告費を上回った !!」って、大騒ぎしてた人たち、多かったよね)。

今回、ちょっと目に留まったのが、こういうハナシ。

Local TV Ads Forecast To Rise 8% In 2014

タイトルを見てもわかるように、BIA/Kelsey によると、この “Local TV Ad” と呼ばれる、いわゆる地域の放送広告の売上高が、2014 の今年、若干伸びるというコトが予測されているらしい。

なんでかというと、毎度毎度 “オリンピックまたは選挙のある年はテレビ広告の売上が伸びる” から、らしい。

実際、今年は 11 月に中間選挙があるので、前年 2013 年の $18.4 billion (180 億ドルか…) から、約 8% ほど上がって $19.9 billion (190 億ドル) になるらしい。つまり、政党がたくさん広告を打つわけで。

大統領選挙、あるいは中間選挙といった大きな選挙があると、そのたびに広告の売上は上がるので、少なくとも 2 年に 1 回は売上が上向く…、というか、平たく言えば、毎年微増 → 微減 → 微増 → 微減を繰り返しているという感じになるのかな?

で、ソレに加えてオリンピックが 4 年に 1 回。そうやって考えると、今後は、以下のように推移していくらしいと言われている。

  • 2013 年: $18.4 billion
  • 2014 年: $19.9 billion
  • 2015 年: $19.4 billion
  • 2016 年: $21.3 billion (オリンピックと大統領選があるため)
  • 2017 年: $20.8 billion
  • 2018 年: $22.1 billion

こうやって見ると、なんだかんだで、やっぱりテレビ広告って大きい、というか、すっごくわかりやすいよなぁと思うわけで。

ただ一方で、テレビ局によるデジタル広告の売上というのは、(まだまだ電波に比べれば規模は小さいものの) 年々伸び続けていて、コレが毎年上がったり下がったしていて若干不安定に見えるテレビ広告のパフォーマンスを半ば補うカタチになっているようで。

まぁ、「テレビってオワコンだよね (笑)」なんて、まだ言えるような状況じゃないというコト。

メディア接触時間に関する最新データ (U.S. Adults の場合)

Pocket
LINEで送る

色々と調べ物をしていたら、ちょうど U.S. における成人のメディア接触時間に関する最新データが出ていた。コレは毎年 eMarketer が調べて発表しているモノ。

SharesOfTimeSpentPerDayWithMajorMediaByUSAdults

コレを見ていると、まず 2010 年と 2014 年を比べて、そもそもメディアに接触している時間そのものが、1.5 hrs. も長くなっているというのに気付く。2013 年以降は、もう 12 hrs. を超えているから、一日の半分以上は、何らかのカタチでメディアに接触している、というコトになるわけで (まぁ、そりゃシゴトしてる時とか、そういう状態も含むんだろうけど)。

あと、やっぱり大きく目立つのが、Digital が、ここ 4 年くらい、TV/Radio/Print/Other を、それぞれ 1% ちょっとくらい吸い取りながら割合を伸ばしているというトコロ。しかもわかりやすく Mobile に集中しているという感じ。要は、TV/Radio/Print に加えて PC からも可処分時間を吸い取って Mobile がどんどん大きくなっているという感じか。

そりゃ、この前 IAB と PwC が発表した “IAB internet advertising revenue report (2013 full year results)” みたいなハナシにもなるよなと。いや、ネット広告が TV 放送の広告売上を抜いたとか、そういうハナシじゃなくて (実際、CATV 含めたらネット広告はだいぶ少ないし)、ネット広告が (それでも) 急成長している背景にあるモバイル広告市場が大きくなっているという部分で。

しかし、さすがに Print、もとい Magazines/Newspapers は、かなり数字として厳しいモノがあるけれども、TV とか Radio って、まだまだ意外と観られている (聴かれている) んだなぁ、というのが率直な感想。むしろ、そっちの方に、ちょっと驚いていたり。