ソーシャルログインって使われているようで意外に使われていないかもしれないハナシ (U.S.のハナシ)

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U.S. のハナシ。SNS 等の ID、パスワードを使って他のサイトの認証まで行う仕組みであるソーシャル ログイン。実は、コレがあんまり使われていないらしいというハナシ。利用者じゃなく、サイト運営側で。

Users Receptive To Social Logins, Marketers Slow To Adopt Them

元ネタは、最近発表されたばっかりの Forrester Research のレポート。

Brief: Use Social Login For More Than Just Fast Registration

例によって、有償のレポートなので、コレについて書かれた別な記事を読んで…、というハナシになってしまうのだけれども、要点をピックアップすると、こんな感じ。

Some studies, in fact, show that over half of the 90% of consumers who encounter social logins use them to access various Web sites and services.

つまり、消費者の 90% はソーシャル ログインが使えるサイトに接触したコトがあって、そのうち半分以上が、そのソーシャル ログイン機能を使っている、という感じ。

ところが、一方で企業、というかサイト運営側の方では、実はあまりソーシャル ログインを活用していない、というか実装していなかったりするらしい。

Only 17% of the digital marketers we surveyed currently offer social login on their Web sites

だそうで…。つまり、調査してみたら、自分たちの運営しているサイトにソーシャル ログインを実装している、と答えたデジタルマーケターは、17% しかいなかったと。さらに、

Over half have no plans to use social login.

というコトで、半数以上は、現時点で計画していない、という状況らしい。

で、コレに対して、この調査をまとめたアナリストの Kim Celestre サンは、

shared skepticism of social login’s value to a broader social marketing strategy

つまり “ソーシャル ログインの value に対して懐疑的な見方が広がっている” と指摘してたりする。

確かに諸手を挙げて賛成、というわけにはいかないと思うのだけれども、ソーシャル ログインって、上手く使えば、すごく役に立つのに、と思っていたりする。実際、この Kim Celestre サンも、

“Digital marketers need to look beyond the obvious benefits of social login as just a fast registration tool,” Celestre said. “Rather, they should think about social login as a way to tap into individuals’ rich social profile data that enables personalization of content and marketing campaigns.”

上記のように、単に (ユーザーの) 登録プロセスを簡易化させるというメリットだけではなく、もっと進んだ活用を見据えるべきだというふうに指摘していたりする (実際、簡易化だけでもすごくメリットはあると思うのよね。少なくとも ID/Password を忘れたコトで離脱してしまうユーザーの率を低くするコトはできるだろうし)。

実際、上記の quote に言及されているように、ソーシャル ログイン経由で登録したユーザーの (SNS 上に登録してある) プロフィールやデータを活かして、コンテンツやメッセージのパーソナライズをするというコトができるようになってくるわけだし。そういう仕組みだって、既に色々とあったりするわけで。

Digital Marketing 系のモノとか、特に、そうだと思うのだけれども、ツールとか仕組みって、機能そのものもさることながら “どうやって活用するか” という、いわばセンス的なモノがすごく問われてくるなぁ、と改めて思うのです。当たり前のコトなのだけれども、考えれば考えるほど、使いこなせるわけで。