もう一つの Pinterest のハナシから考える platformer としての agency

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毎週 ITPro にコラムを書かせて頂いて 2 年半あまり。週に 1 回のコラムで書くハナシは、ココではあまり書くつもりは無かったのだけれども、ちょっと “番外編” というか、+α 的なモノとして。

今週、ITPro で、こんなコラムを書いてみた。

SNSで始まった「マーケティング基盤」への進化

ココで言及しているのは “Publicis と Facebook のハナシ” と “Pinterest のハナシ” 。ちなみに、Pinterest のハナシと言っても、日本で、どうこう言われてるハナシじゃなくって。

ちなみに Pinterest 周りで、日本で今語られているハナシに関しては、正直あんまり興味が無いというか、今後、それほど大きく何かを生み出すようなコトにはならんのではないかなぁ…、と思っていたりするわけで (あくまでも、個人の意見だけれども)。実際のトコロ、日本に関しては「事業拡大のためのコンサル」、「(Pinterest を) 使ってもらうための啓発活動や PR 活動」、「広告主や媒体社に対する活用提案」とか、そういう活動が出て来るというコトらしいけれども、ソレって Facebook でも同じようなコトがあったのを思い出すわけで。

何よりも、日本で今後、どういう展開になるのか、とか、そもそも Pinterest 自体、日本で積極的に使われるようになるのか、というハナシはさておき、個人的には Pinterest 関連でインパクトがあるハナシといえば、コレだと思っている。

Pinterest Rolls Out A New “Business Insights” API To Select Marketing Technology Companies

日本語訳が出ていないので、是非英語で読んでいただきたいのだけれども。要は、Pinterest で使える “Pinterest Analytics” のようなコトができる (というか、多分まるで同じ情報を拾える) “Business Insights” という API を、一部の Marketing Technology Company に対して使えるようにした、というハナシ。

ただでさえ Pinterest って、API の公開に関しては慎重なイメージがあっただけに、コレは結構大きなハナシじゃないかなぁと思うわけで。だって自分の Account や Board のパフォーマンスを分析できるって、少なくとも企業がマーケティング的な活用する上では must なモノだし。しかも、3rd. Party 製のツールに Pinterest Analytics の機能が実装されるというコトは、例えば Pinterest と Twitter と Facebook のパフォーマンスを並べたり掛け合わせたりしながら分析できるような機能が、どこかからリリースされちゃうんじゃないの? というコトまで考えられちゃう。こうするコトで、いわゆる Analytics 周りを充実させるというコトは、今後は広告にかなーり大きくシフトしてくるコトになるんだろうなぁ、と思う。こういうシフトを drastic にできるのが、いわゆる platformer の強みなのかもね。

こういう動きが出てくると、ユーザー数がそれなりにあれば、結構面白いかもなぁ、と思うわけで。実際、U.S. とかだと、コレはかなーり大きいと思う。ただでさえ、結構なユーザーがいて、利用している企業もたくさんあるし。もちろん日本は “ユーザー数がもっと伸びてくれれば…” というハナシになると思うのだけれども、それこそ、ソコは「事業拡大のためのコンサル」とか「啓発活動や PR 活動」に期待しようというコトなのかもしれない (いや、ホントに期待しているのよ)。

で、こういったハナシを考えながら “Publicis と Facebook のハナシ” を考えると、コレもすごくインパクトあるんじゃないかなぁ、と思えてくるわけで。今回のハナシで Publicis は “Facebook のユーザーデータにアクセスできる” とか “Instagram 上の広告 product 製作支援目的で Facebook の dev と直接コンタクトできる” というコトができるといわれている。コレってつまり、agency が platformer の一部になるというコトを意味するわけで。

で、Publicis の何がすごいかって、 “SNS × 広告” をきちんと monetize するために、自分が platformer (というか、その一部) になるというコトを選んだという点。実際、コレで得られるイニシアチブはすごく大きいと思う。これまでだったら、Agency として、色々な活用の方法を提案しつつ、広告主に「もっと使ってよ」と働きかけたりしていたんだろうけど、ソレよりも platformer として動いた方がいいという判断なんだろうね。こういう動きを見ていると、改めて “枠売り” の発想じゃあ、もう、しょうがないんだろうなぁと思うわけで。

こうやって見ると、海外の Agency の動きって、drastic だよなぁ、というのをひしひし感じるのだけれども、そういえば、この一連のハナシって、あんまり日本の業界内では語られてなかったかもなぁ、と思ってもいて。この微妙な温度感の違いが、少しだけ気になるのです。

「ディスプレイ広告とネイティブ広告の “マリアージュ” 」だそうで。

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そういえば、先週ちょっと気になる記事を見つけた。

L’Oreal targets ads based on hair colour in online photos

ちなみに、AdAge にも出てる、というか、こっちを読んでおいた方がいいかも。

http://adage.com/article/cmo-strategy/l-oreal-targets-ads-based-hair-color/293390/

どうやら、L’Oreal が、publisher 側のサイトに掲載されている女性の写真の髪の毛の色を判別して広告を出す、というようなコトを始めたらしい。

で、GumGum の in-image ad platform を使って広告の配信をしているというコトなんだけど、要は Publisher 側のサイトに金髪の女性が写っている写真があったら、ソコに対してヘアカラーの広告を重ねて出す、という感じのモノ。

GumGum の CEO である Ophir Tanz サン曰く、

“I think we’re a marriage between native advertising and display”

というコトで、ソレっぽく言うと「ディスプレイ広告とネイティブ広告の “マリアージュ” 」という感じになるのかなぁ、と。

まぁ、こうなると、どれが広告で、どれが広告じゃなくて…、というのが、ますますわからなくなってくるよなぁ…。とはいえ、一方で「ちょっと面白いかも」と思う自分もいるわけで (このへんは “職業病” なんだろうけど)。

Lou Donaldson を聴いてきた @ Blue Note Tokyo

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YOMIURI ONLINE の “新おとな総研” で、 “ジャズ定番入門” というコラムを書かせていただいて、3 年以上経った。

たしか初回に取り上げたテーマが “ライヴ盤” 。自身がどうしても記したかったのが、Birdland での Art Blakey のライヴ盤だった (当時は、まだ “Art Blakey Quintet” で、 “Jazz Messengers” になる前)。「好きなアルバムを挙げろ」と言われたら、迷わず、コレをピックアップするほど大好き。


“コンプリート・バードランドの夜 Vol.1″ (アート・ブレイキー, ピー・ウィー・マーケット)

そう、Pee Wee Marquette の、あの MC から始まり、1 曲目の “Split Kick” が始まる。テーマが終わって、Lou Donaldson のサックス ソロに移り、ソコから Clifford Brown にバトンタッチされる…。ココまでが、約 3 分 30 秒。前述のコラムで、

何も考えずに、このアルバムを最初から 3 分半聴いてみてほしい。この 3 分半にジャズのライブ、いやジャズそのものの魅力が全て凝縮されている。

と記したのだけれども、それだけ Lou Donaldson の存在は大きいと思うわけで。

で、そんな Lou Donaldson が Blue Note Tokyo に来た。ちなみに、この Art Blakey の “Live At Birdland Vol.1″ が発売されたのが 1954 年のコトだから、今からちょうど 60 年前。その当時から現在に至るまで第一線で活動しているというコトだけでも十分にスゴい。御年 87 歳。

もう、ステージに上るまでの足取りとか、ステージ上での立ち居振る舞いは、どう見ても「いいおじいちゃん」なんだけれども、音は全く違う。良い感じで枯れきっているんだけれども、音の芯はぶっとくて、存在感ありまくり。ダブルリップで、かつ、よほど力を入れずにマウスピースをくわえているせいか、高音域が上がりきらずにひっくり返るコトも多々あったのだけれども、そんなのどうでもいいくらい存在感のある音。「あー、 “Alligator Bogaloo” って、やっぱり、こういう音で吹かないと、ものすごーくカッコ悪いよなぁ…」というのがよくわかる。


“アリゲイター・ブーガルー” (ルー・ドナルドソン)

ちなみに、 “Alligator Bogaloo” は、ちゃんと演奏したんだけれども、テーマだけで本人はソロ無し。さすがに高齢であるコトを考えると、1 ステージずっとイケイケでは吹けないよね。でも、ちゃんと周りのメンバーに暴れてもらうトコロ、自分が (少しだけど) ソロ取ってみるトコロ、その辺りのさじ加減がすごく絶妙なのは、やはり経験があってこそなんだなぁ、と思うわけで。

今回の編成は、Lou Donaldson に加えてギター、オルガン、そしてドラムのカルテット。編成だけ見ると、かなーり funky かつ bluesy なコト演るのかな…、と思っていたのだけれども、いきなり MC で “今日はコテコテにジャズ演ります” と言って、ホントに be bop やスタンダードを演ってたのは、ある意味面白かった。

ステージそのもの、というか、演ってる音楽は、もう “ベタなモダンジャズ” としか言いようが無いくらい古い。それこそ、一歩間違えたら大学のジャズ研とか、あっちこっちでやってるジャムセッションで演ってるコトと変わらない。つまり “伝統芸能” 的なジャズ。でも、Lou Donaldson が吹いてると、なぜかカッコいい。 “What a Wonderful World” とか “Bye Bye Black Bird” といった、いわゆる “どスタンダード” を、「これでもか」というくらいベタに、何のひねりも無く吹いてても違和感を感じないどころか、むしろカッコ良く聴こえるサックス奏者なんて、どれだけいるのだろう?

なんというか、古いんだけれども、いつまでも残っていてほしいし、演り続ける人がいてほしい、そんな音楽。ただただカッコよかった。

ソーシャルログインって使われているようで意外に使われていないかもしれないハナシ (U.S.のハナシ)

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U.S. のハナシ。SNS 等の ID、パスワードを使って他のサイトの認証まで行う仕組みであるソーシャル ログイン。実は、コレがあんまり使われていないらしいというハナシ。利用者じゃなく、サイト運営側で。

Users Receptive To Social Logins, Marketers Slow To Adopt Them

元ネタは、最近発表されたばっかりの Forrester Research のレポート。

Brief: Use Social Login For More Than Just Fast Registration

例によって、有償のレポートなので、コレについて書かれた別な記事を読んで…、というハナシになってしまうのだけれども、要点をピックアップすると、こんな感じ。

Some studies, in fact, show that over half of the 90% of consumers who encounter social logins use them to access various Web sites and services.

つまり、消費者の 90% はソーシャル ログインが使えるサイトに接触したコトがあって、そのうち半分以上が、そのソーシャル ログイン機能を使っている、という感じ。

ところが、一方で企業、というかサイト運営側の方では、実はあまりソーシャル ログインを活用していない、というか実装していなかったりするらしい。

Only 17% of the digital marketers we surveyed currently offer social login on their Web sites

だそうで…。つまり、調査してみたら、自分たちの運営しているサイトにソーシャル ログインを実装している、と答えたデジタルマーケターは、17% しかいなかったと。さらに、

Over half have no plans to use social login.

というコトで、半数以上は、現時点で計画していない、という状況らしい。

で、コレに対して、この調査をまとめたアナリストの Kim Celestre サンは、

shared skepticism of social login’s value to a broader social marketing strategy

つまり “ソーシャル ログインの value に対して懐疑的な見方が広がっている” と指摘してたりする。

確かに諸手を挙げて賛成、というわけにはいかないと思うのだけれども、ソーシャル ログインって、上手く使えば、すごく役に立つのに、と思っていたりする。実際、この Kim Celestre サンも、

“Digital marketers need to look beyond the obvious benefits of social login as just a fast registration tool,” Celestre said. “Rather, they should think about social login as a way to tap into individuals’ rich social profile data that enables personalization of content and marketing campaigns.”

上記のように、単に (ユーザーの) 登録プロセスを簡易化させるというメリットだけではなく、もっと進んだ活用を見据えるべきだというふうに指摘していたりする (実際、簡易化だけでもすごくメリットはあると思うのよね。少なくとも ID/Password を忘れたコトで離脱してしまうユーザーの率を低くするコトはできるだろうし)。

実際、上記の quote に言及されているように、ソーシャル ログイン経由で登録したユーザーの (SNS 上に登録してある) プロフィールやデータを活かして、コンテンツやメッセージのパーソナライズをするというコトができるようになってくるわけだし。そういう仕組みだって、既に色々とあったりするわけで。

Digital Marketing 系のモノとか、特に、そうだと思うのだけれども、ツールとか仕組みって、機能そのものもさることながら “どうやって活用するか” という、いわばセンス的なモノがすごく問われてくるなぁ、と改めて思うのです。当たり前のコトなのだけれども、考えれば考えるほど、使いこなせるわけで。

Smartなんだけど住みづらいのかもしれない東京

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そういえば、Business Insider に、こんな記事が載っていた。

The 20 Best Cities On The Planet

まぁ、時々見かける “世界の住みやすい街ランキング” 的なモノなのかな? 元記事だと “The Smartest Cities” という言い方をしているから、決して “住みやすい” という点のみを評価軸にはしていないと思うのだけれども。で、この 20 の都市の中で選ばれているのは、ヨーロッパの中から 10。U.S. が 6、そしてアジアが 3 で、あとオセアニアが 1 。

U.S. から 6 都市もピックアップされているあたり、すっごく U.S. 贔屓というか、U.S. でまとめられたデータかな…、と思ったら、実はスペインだったり、というのにちょっと驚いたけれども。ちなみに、スペインの都市ももちろんランク付けされている。バルセロナは 51 位らしいのだけれども、2 年前の 63 位からの大幅ランクアップというカタチで紹介されている。

一応 135 の都市を対象にランク付けしていて、アジアからは東京、大阪、ソウルが入っていた。で、東京が 1 位で大阪が 8 位。ちなみに、2 位以降はロンドン、ニューヨーク、チューリッヒ、パリの順。

このランキングは、Cities in Motion Index というのがベースになっていて、50 以上の指標を 10 の評価軸で見て総合評価を出しているモノなのだけれども、その 10 の評価軸というのがこちら。

  1. Governance
  2. Public Management
  3. Urban Planning
  4. Technology
  5. The Environment
  6. International Outreach
  7. Social Cohesion
  8. Mobility and Transportation
  9. Human Capital
  10. The Economy

それぞれの評価軸の定義は、こちらに書いてあるので、気になる方は是非 (もちろん英語だけど)。

結論から言うと、東京は “Human Capital” と “Economy” 、そして “Public Management” はずば抜けて高い評価。あと “Mobility and Transportation” も。

で、一つだけ (少なくともランキング上位の都市の中では) ダントツに低い項目があって、ソレが “Social Cohesion” 。定義を見ると、

Concern for the social environment requires an analysis of immigration, community development, care for the elderly, inequality, health system efficiency, public safety and more. Eindhoven is the most socially cohesive city.

と書いてある。なんか、コレだけ見ると “Smart なんだけど、実は住みづらい” という印象なのかも。

ちなみに、各都市が、どういう評価になっているかは、以下のリンクから見るコトができるので、自分が行ってみたい (住んでみたい) 街が、どうなっているのかを見てみるといいかも。

Cities In Motion Index 2014

男性と女性でSNSやモバイルの使い方が違うというのを表したインフォグラフィック

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なんか、気付いたら、また infographics のハナシになってしまったのだけれども、ついでに、こんなのを見付けた。

How Men and Women Use Mobile and Social Media Differently (Infographic)

男性と女性で、SNS への関わり方とか、モバイル (スマホとか) の使い方って、どう違うのか、というのを表してみたモノらしい。一応、元になっている情報が Pew Research Center のInternet Project Survey 2013 と、Nielsen Global Survey 2013 と、同じく Nielsen の Q4 2013 Cross-Platform Report と、ExactTarget の 2014 Mobile Behavior Report だっていうから、多分、ソレほど胡散臭い、というか内容的に怪しいモノじゃぁないと思うのだけれども。

男性と女性で、SNS を使っている理由に、どんな違いがあるのか、とか、そういうデータはもちろんのこと、 “Online Brand Interaction” という部分が結構面白かったり。

たとえば「クーポン等の QR Code をスキャンするのは、どちらかと言うと男性の方が多い」とか。あと「女性の方が、企業 (ブランド) のページのファンになったり、アカウントを follow する傾向にある」とか、でも「ソーシャル メディア上の広告や、モバイルのテキスト広告などには反応しづらい」とか、そういうのがまとまっていたりする。

まぁ、個人的には「そんなの、男性でも女性でも、あまり関係ないんじゃないかなぁ…」と思っていたりもするし、よく見ると「ふーん…」となるような感じのデータばかりかもしれないけれども、ちょっとしたハナシのネタ程度にはいいかもしれないと思うわけで。

イギリスだと、テレビ観ながらSNSやるヒトは、それほど多くないらしいというハナシ。

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ちょこちょこと調べ物をしていたら、面白いデータが目に入ってきた。なんでも、U.K. のネットリサーチ会社の YouGov が行った調査らしいのだけれども、 “Connected Devices 2014″ というのがあるらしい。

で、この中で「テレビを観ている時に SNS を使っているか?」という質問があって、ソレに対して “Yes” と回答したユーザーの割合は、全体の 27%。3 割満たないという結果が出たらしい。年齢層で見ても、一番 “Yes” の比率が高かった 16 〜 24 歳で、42% と半分未満。25 〜 39 歳で 37%。あとは年齢が上がるにつれ、どんどん “Yes” の比率が下がっていくという感じ。

で、もう一つ、コレに似たような調査を Harris Interactive が U.K. のユーザーを対象に行なっている。こちらは Twitter に関して。YouGov の調査は「テレビを観ている時に SNS を使っているか?」という質問だったけれど、Harris Interactive の方は「テレビを観ていて、その内容をツイートするか?」という質問だったりする。コレに対して “Every time” 、 “Regularly” 、 “Now and again” 、そして “Never” の、どれに当てはまるか、というモノなのだけれども、 “Never” と答えたユーザーが全体の 70% いたらしい。 “Now and again” で 21%。要は、テレビを観ながら、そのテレビの内容を頻繁にツイートするユーザーは、ごくごく少数派らしい、という結論でまとめられている。

まぁ、たしかに、単純に、この 2 つの調査結果を、そのまんま合わせたら「U.K. の SNS ユーザーは、テレビを観ている時に、あんまり SNS はやらないらしい。ましてや Twitter で、番組内容の Tweet するヒトなんて、ほとんどいないらしい」という感じに見えるよねぇ。実際には、この 2 つの調査結果って、別に同じヒトを対象にしているわけではないし、調査時期も微妙に違うので、なんとも言えないけれども。

で、仮に U.K. が、そういう感じだったとして、次に気になるのは「じゃぁ、他の国だと、どうなるんだろうね?」というハナシ。特に日本とか、どうなんだろ。よく「テレビと Twitter の相性はいい」って言われていたりもするけれども、そのへん、ホントのトコロ、どうなんだろ? と疑問に思ってしまったりもするわけで。

ちょっぴり気になるテーマなのでした。

 

今、LinkedIn が、どんな使われ方をしているのかがわかるインフォグラフィック

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みんな LinkedIn って、どう使ってるの的な infographics があった。

How People Use LinkedIn [Infographic]

まぁ、日本でもソーシャル メディア関連で「(自称) ××××の達人」的なヒトっているじゃない? 多分、そんな感じのヒトがまとめているように思えるのだけれども、データとしては、それなりに面白い。

で、コレを見ていると、LinkedIn って、日本で思っている以上に U.S. とかだとかなり使われているんだなぁ、という印象。

Connection が 500 から 999 と答えているユーザーが全体の 25.2% と最も多く、Connection 100 人未満のユーザーは、全体の 13% 程度。1 〜 9 個の group に入ってるヒトが、全体の 33.1%。10 〜 19 個でも23.6% いる。

面白かったのが、 “Which of the following LinkedIn features have you found to be helpful?” という質問に対して、最も多かった回答が “Who’s viewed your profile” で、75.7% もいるというモノ。やっぱり、みんな気になるんだねぇ…(自分も、ヒトのコト言えないけど…)。

という感じで、色々と (U.S. 中心だと思うけれども) LinkedIn が、どんな使われ方をしているのかを、手っ取り早く見るコトができるモノなので、それなりに役立つかも。

Showrooming と Webrooming

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ゴールデンウィーク明けくらいに、ずっと連載をさせて頂いている ITPro のコラムの方で、Deloitte Digital が発表したレポートについて言及してみた。いや、コレが結構面白い、というか非常に示唆に富む内容だったので。

O2Oは次のフェーズへ、実店舗での購買行動の変化が呼び水

コレによると、「2013年、米国内における実店舗による売り上げの36%は、デジタルの影響を受けたものである」なんてあったりする。つまり買いたい商品の詳細情報を調べてみたり、ほかの商品と比較検討してみたり…、といった、いわゆる情報収集や意思決定をするために、オンラインを活用するという感じ。

最近 (いや、そんなに最近でもないか…) だと、こういう動きを “Showrooming” に対して “Webrooming” と呼んでいたりする。自分の足で店内を物色して回るのではなく、web 上で物色するから Webrooming。ちなみに Showrooming は、実店舗で、モノを見た後に (この場合) Web 上で買うというモノ。

で、今回 Webrooming に関して、U.S. のリテール系のマーケティング会社の、Interactions というトコロが、色々と調査をした結果が公開された、というハナシが出ていた。

Mobile Shoppers Still Heading to the Stores

ちなみに、Interactions から出ているプレスリリースがこちら。

WEBROOMING NOW POPULAR AMONG 88 PERCENT OF SHOPPERS

要はインターネット ユーザーであり、shopper でもある消費者の 88% は、オンラインで商品の情報をあれこれと調べて、最終的には実店舗で買っちゃう、つまり、Webrooming をしているというハナシ。で、この Webrooming でやっているコトというのが、

  • 最安値の検索 : 75%
  • 商品の比較検討 : 72%
  • 商品詳細情報の検索 : 71%

というコトらしい。たしかに “最安値の検索” なんて、Webrooming ならでは、というコトだろうね。自分の足で最安値で売っている店舗を探し回るにしても限界があるわけだし。

で、一方 Showrooming、つまり実店舗で色々と見て回って、Web で買う、というコトになると、一番多かった回答が “自分で直接商品を触ってみたい” というモノ。当たり前か…。後は、こっちにも “最安値の検索” ってのがあったりして、ソレはソレでちょっと驚いたのだけれども。そして “店員にあれこれと訊く” というのもあったりする。

あと面白かったのが、”オンラインで買い物をする時の上限金額” という質問。

上限金額を $250 よりも低い人が、全体の 70% 以上いて、ソレより高かったら実店舗で買っちゃう、というコトらしい。ちなみに、上限金額 $25 で、ソレ以上は実店舗で買う、という人も 20% くらいいたり。

あと、これだけ E-Commerce があちこちで利用されているとはいえ、30% 以上の人は、オンライン上でクレジットカード情報等のやり取りをするコトに不安を感じているというのがわかったり。あるいは、どんなモノが実店舗でよく買われているのか、というのがわかったりと、あらためて現状をざっくりと把握するにはいいデータかもしれない。

2018年、アメリカではソーシャルメディア広告は1兆円市場になるというハナシ。

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以前書いた、下記のエントリーに関連するモノになってくるような感じだけれども。

そろそろマジメにソーシャル メディアを Paid で使うモノとして考えた方がいいんじゃないかと思う今日このごろ。

いかん…、タイトルなんだか文なんだか、よくわからない状態になってしまった (ちなみに、コレはタイトルです)。

どうやら U.S. では、ソーシャル メディア広告の売上高が、2018 年には 150 億ドルに達し、2013 年当時の、約 3 倍の規模になるらしい、と BIA/Kelsey が予測しているというハナシ。

Social Media Ad Revs Forecast To Hit $15B By 2018

150 億ドルってコトは、1 兆円超えちゃうんだね。ソーシャル メディアの “広告” だけで、1 兆円以上のおカネが年間で動く、というコトを考えると、あらためてすごいなぁ、と感じるわけで。ちなみに “social display ad” 、つまりソーシャル メディア上のディスプレイ広告が、33 億ドル (2013 年) から56 億ドル (2018 年) くらいに増加するといわれている。Compound Annual Growth Rate (CAGR)、いわゆる年平均成長率で 11% の伸びだそうな。

で、もっと大きな伸びを見せるコトになるのが “native social ad” らしい。こっちが 18 億ドル (2013 年) から 94 億ドル (2018 年)。CAGR は 38.6% だというから、凄まじい伸びなわけで。もう、これからはソーシャル メディア広告って、いわゆる native ad が中心になってくるんだろうね。ちなみに、この native social ad の売上高が、social display ad の売上高を上回るといわれているのが 2015 年。どうやら来年のコトらしい。

この native social ad の成長を牽引していくだろうといわれているのが Facebook と Twitter。つまり News Feed 広告と、Promoted Tweet が、今後非常に増えていくというコトを意味している。ひょっとしたら、来年や再来年あたり、News Feed や Timeline が企業の広告ばかりになってくるのかもしれない。いや、さすがに、そのへんはコントロールするだろうし、広告まみれになるコトは無いか…。でも、企業がソーシャル メディア、特に Facebook や Twitter を使ってコミュニケーション活動を展開していくにあたって、 “広告” という要素を含めて全体設計を考える、というコトが不可避なモノになっていくのは確実なんだろうな、と思うわけで。

ソーシャル メディアって、コレまでは、どちらかと言うとカネが無くても (カネを掛けなくても)、ある程度の効果って見出だせていたし、むしろ、ローコストで高いパフォーマンスを出すためには、どうすればいいのか? といったハナシがずっと繰り広げられていたという感じだったような気がする。そう、よくソーシャル メディアが公園に例えられてて、その公園には、色々なヒトがいて、それぞれ思い思いのコトをやってて、んで企業が、ソコで何かをするためには、まず「その空間にまぜてもらう」という意識で、広告的な要素を排除して…、云々、といった感じのハナシ。

なんか、そういうのも、もう方法論として古くなる、というか、あんまり通用しなくなる時が来るのかもしれないなぁ…、というのを漠然と考えていたりする。だって当時と比べると、ソーシャルメディアって公園どころか街、いや、ソレ以上の規模になってしまったような気がするし、その中に “まぜてもらう” 感じで、広告色を抜きにして細々とコミュニケーションしてたところで、 “街の片隅で油売ってパフォーマンスして、ちょっと周囲にウケた” くらいのイメージでしかないんじゃないかと思ったりもするわけで。

だったら、きちんと広告展開させた方が、よっぽど効率も良いし結果だって得られるかもしれない。そう考えると、ホントに、コミュニケーションの全体設計をしていく際、ソーシャル メディアは、いっそ “広告プラットフォーム” として位置付けて考えた方が、まだいいと思うわけで。ソレは決して “良い” とか “悪い” というようなハナシではなく、 “アプローチの仕方を根本から考え直さなくてはいけない” というだけのコト。

そうなると、多分、よりシビアにリターンが求められるコトになってくるだろうし、ソーシャル メディアを用いる施策の KPI の立て方なんかも変わってくるコトになるかもね。より conversion をきちんと追い求めるというような動きになってくるかもしれないし、 “engagement” という語であやふやなモノにして…、というごまかしも通用しなくなるかもしれない。

で、そうなったら “ソーシャル メディア担当者” とか、実際現場に携わるヒトたちも、その分結果に対して commit しなくちゃいけないコトになったりするだろうし。仮に、ホントに、そういう流れになったら、お払い箱になる “ソーシャル メディア担当者” も少なからず出て来るんじゃないのかなぁ…、という、余計な心配をしたりして。

なんてコトを色々と考えたりするのだけれども、いずれにせよ、今後は “広告プラットフォーム” として割り切って考えた方が、きちんとコミュニケーション設計できるんじゃないかなぁと。

まぁ、それだけヒトが増えたってコトだろうし、ソレに伴って、ソコで動く (動こうとする) 企業も、比例して増えたってコトなんだろうね。