そろそろマジメにソーシャル メディアを Paid で使うモノとして考えた方がいいんじゃないかと思う今日このごろ。

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先日書いたエントリーの続きのような感じ。

やっぱり Facebook において “写真” は KING らしい。

今回はタイトルだけで、言いたいコトの半分以上を語ってしまったような気がするのだけれども。実際最近、結構、そう思うコトが多いのです。

今年の 3 月に social@Ogilvy が発表している “Facebook Zero” という white paper を読んでいると、特にそう思ったりするわけで。

この中で、Facebook Page の投稿のリーチ率が、ここ半年ほどで、ダダ下がりになっているというハナシが出ているのだけれども、ソレを見ていると、もう変に小手先の tactics だけでリーチを上げようと考えるくらいだったら、いっそおカネで解決したほうが良くない? と一瞬思ってしまうような状況になっている。

だって、半年前 (つまり 2013 年 10 月頃) には 12.05% あったリーチ率が、今年の 2 月には、6.15% まで下がってしまっているんだから。しかも、ファン数が 500,000 を超える Facebook Page になると、もう 2.11% にまで下がっている。500,000 の 2.11% だから 10,000 人ちょい。

で、こういう状況になっているから、というのもあるけれども、少しでも頑張ってリーチを上げよう、という動きが最近 (またまた) 再燃しているようにも思えるわけで。

たとえば、こういう記事が出ていたり。

Facebookのアルゴリズムに負けないために知っておきたい超重要な23の統計

もう、いつまでも、どアタマの写真を見ていたいトコロなんだけれども、

広告に逃げる企業も多いのが実情ですが、これではGoogle対SEOの二の舞で、結局リスティングに逃げていることと変わりません。

というくだりに、個人的にちょっと疑問を感じたわけで。

もう少なくとも Facebook に関して言えば「広告に逃げる」という発想をも変えた方が良いのではないかと。つまり「広告」は、もう「必要不可欠なモノ」として、運営における前提条件として位置付けてしまおうというハナシ。

だって「写真付き投稿は “いいね!” や “コメント” 獲得数を ○○% 増加させる」云々…、というのを実践したところで、そもそも、リーチ率が、これだけ低かったら、パフォーマンスが 2 倍/ 3 倍に伸びたトコロでたかが知れてるだろうし。そのためにわざわざカネ掛けて写真用意してきたり、あるいは担当者のリソースをちょこちょこと割いたり…、というコトを考えたら、むしろ「広告」を効果的に活用した方が、コスト効率は良いのではないかと思うのです。

実際、以前のエントリーにも記したけれども、「Facebook のアルゴリズムに負けない」ように頑張って、あれこれ工夫しようとすると、担当者的には、やるコト多くなるというのは否めないわけで。そして、これ以上担当者が手弁当でやるのはオペレーション的にも限界に来ちゃっているという状況が (現時点でも) 決して珍しいケースではない、というコトも考えた方が良いのではないかと。

これまで、Facebook もそうだし、あるいは Twitter や、その他の SNS でもそうなのだけれども、基本的に企業がマーケティングないしコミュニケーション活動のツールとして、これらを活用していくにあたって、「タダ、もしくはローコストで幅広いリーチを実現する」というような考えが、どこかにあったような気がするのです。

確かに一時期、ソレは、ある意味正しいケースもあったのだけれども、最近の Facebook Page から発信される投稿のリーチ率などを見ていると、さすがにそろそろ考え直した方が良いのではないかと思うわけで。

もう確実にパフォーマンスを追求していくのであれば、カネ使わずに担当者のリソースを極限まで注ぎこむか、あるいはカネで解決できる部分はカネで解決する、という二択を迫られているような状況にあるのではなかろうかと。

なんというか、もうスマホのゲームに近いような感じになっているのかもしれないね。カネ使わなくても、なんとか出来なくはないけれども、クリアするために、やたらと時間や労力を掛ける結果になると。そうじゃなければ、カネ払ってパフォーマンスを求めようという感じ。

そう考えると、もう (特に Facebook は、そうだけれども) 最初っからソーシャル メディアって、”Paid” で使うモノとして考えた方が、より戦略的なアプローチが出来ると思うし、タダで済ませる代わりに途方もなく浪費するコトになる担当者のリソースも効率良く動かせると思うのよね。

だって、どんなに担当者が「Facebookのアルゴリズムに負けず」に頑張ったトコロで、1 年後、Facebook Page のリーチ率と、 担当者の写真撮影のセンス、あるいはボケのセンスが少し高まるくらいじゃないのかなぁと。一方で、つぎ込んだ (カネ以外の) リソースって、途方も無いモノになるんだろうなぁ、なんてコトを考えてしまうわけで。

であれば、最初っから “Paid” で使うと割りきって、きちんとおカネを突っ込んだ分に見合うパフォーマンスを追いかけていった方がよっぽど健全にビジネスできると思うのです。ただ、ソコまで割り切って考えると、今までは “ファン数” とか “いいね! 数” とか “エンゲージメント率” とかで表されるような、表面的な効果測定で済んでいたモノ (ホントは、済まされないんだけどね) が、そうじゃなくなってしまうのだろうけれども。

おカネを掛ける分、きちんとゴールは明確にする必要が出てくるし、そのゴールに対して、きちんとソーシャル メディア上の活動が貢献しているかを測定するロジックや環境構築というモノが求められてくるようになってくるかと。

でも、もう既に、そういうロジックや環境/ツールは存在しているわけで、あとはもう実践に持って行けばいいんじゃなかろうか、とも思っていたりする。

さすがに、そろそろ “タダで情報拡散 (笑)” という安易な使い方からは卒業した方が良いと思うのよね。