ここ 2 年ほどの森高千里の活動と音楽ビジネスとデジタルマーケティングと、あと色々。

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先日のエントリーで、ふと森高千里の “海まで 5 分” のコード進行を出してしまったついでに、ちょっとマジメに森高千里のハナシ。

既に、ご存知の方も多いとは思うのだけれども、自身は森高千里の大ファンなのです。で、その森高千里の活動が、この 2 年くらい、つまりデビュー 25 周年を迎えたのを機に、急に active になってきているのは、ご存知のとおりかと。で、このあたりの “Digital” の使い方なのだけれども、コレがものすごくウマくやっているよなぁ、と思うわけで。意外と触れられていないみたいだけれどもね。

森高千里のデビュー 25 周年活動が本格的に始まったのが、まさにデビュー 25 周年当日の 2012 年 5 月 25 日。この日に、オープンさせたのが YouTube チャンネルFacebook ページGoogle+ ページ、そして Twitter アカウントと、いわゆるソーシャル メディアの主だったモノをひと通り。

で、始めたのが「200 曲セルフカバー企画」。つまり、デビューから (一旦活動を休止する) 1999 年までに発表されたオリジナル曲を 200 曲。全部歌い直して、YouTube に上げ続けるというモノ。というか、200 曲って、ほぼオリジナル全曲になるハズなので、まさにアルバムに収録されていようといまいと構わず全部出て来ちゃってるわけで。

・・・と、コレだけだったら、別に「ふーん…」で終わっちゃうのだろうけれども、ココからさらに色々なコトを仕掛けてきている。まずやったのが、レコチョクで、全シングル曲の着うたフルを期間限定価格で一気に売り出した、というモノ。

そしてレーベルまたいで集めた、シングル A 面の 45 曲を 3 枚組にして発売 (そりゃ、もちろん買ったけど…)。

“ザ・シングルス(通常盤)” (森高千里)

さらに、ソレだけじゃなくって、前述の「200 曲セルフカバー企画」として YouTube に公開されている動画を、それぞれ 1 曲ずつ iTune Store で販売していたりする。全部公式チャンネルから普通に見られるのに (いや、それでも何曲か iTune Store で買っちゃったけどさ…orz)。もう 120 曲以上売られてるのかな。

で、さらにさらに続くのが、この「200 曲セルフカバー企画」の収録の模様を「公開収録」として、ミニライヴにしてしまったというハナシ (いや、もちろん行ったけどさ…)。で、この「公開収録」で撮られたテイクは、もちろん YouTube に公開され、さらに iTune Store で販売され…、となっただけではなく、きっちりと DVD/CD のセットで発売されていたり…。


“森高千里 YouTube公開収録 & Live at Yokohama BLITZ” (森高千里)

いや…、実際会場に行ったにも関わらず、買ってしまったんだけど…orz。

他にも、この「公開収録」の直後だったかな? 絶妙なタイミングでオフィシャル評論集出したりとか…。


“森高千里としか言えない” (小貫 信昭)

で、さすがに、もう終わりだろうと思ったら、またさっきも触れた「200 曲セルフカバー企画」を、今度は DVD としてまとめて売りだしちゃったり…。


“デビュー25周年企画 森高千里 セルフカバー シリーズ ”LOVE”Vol.1 [DVD]” (森高千里)

しかも、コレ、全部で Vol. 4 まで出てるのよ…(いや、買っちゃったけど…orz)。

さらに、過去のライヴを「初映像化」というカタチで、当時のパンフレットの復刻版まで付けて売り出したり…。


“森高ランド・ツアー1990.3.3 at NHKホール[Blu-ray+DVD+3CD+豪華ブックレット+ツアー・パンフ復刻(ミニ・サイズ)+生写真+特大ポスター&大判ポートレート]” (ワーナーミュージック・ジャパン)

で、もちろん、その間には久々にツアー始めたり、イベントやらの露出も多くなったり…、と、着々と復活に成功しているわけで。しかも、(特に復活初期段階は) ほとんどのコミュニケーションを、自分のサイトに加えて、YouTube/Facebook/Google+/Twitter でやっちゃってるから、多分相当コスト掛けずにできているんだろうなぁ、と思うわけで。

しかも、YouTube に公開している「200 曲セルフカバー企画」も、ソレを元に、色々とカタチを変えて複数回のマネタイズ (iTune Store での販売/公開収録のチケット収入/DVD 化での売上/その他…) が出来ているわけだし。

なんというか、パッと見、あんまり目立たないようにも思えるのだけれども、コレほどまでにきちんと “Digital” を “Solution” として使っているケースって、特に音楽 (ビジネス) 方面では見かけないよなぁ…、と思うわけで。

いや、決して (ついついうっかり) おカネを払い続けてしまったから言っているわけではなく…、ね。

やっぱり Facebook において “写真” は King らしい。

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ざざっと、色々なサイトを見て回ってたら、ふと目に留まったモノ。Socialbakers のブログで見つけたのだけれども。

Photos Are Still King on Facebook

だって。要は Brand の Facebook Page から発信される投稿の中で、圧倒的に “写真” の割合が高いというモノ (上記記事の一番上のグラフを見ると、よーくわかる)。

30,000 以上の Facebook Page を対象に調べて、その投稿の 75% が “写真” だっていうから、かなーり多いなと。

でも、たしかに Facebook 開けば、必ずと言っていいほど企業 (もとい Brand) のページから飛んでくる投稿って “写真” ばっかりだよね。もっと身も蓋もない言い方をすると「用がなくても “写真” は公開する」というか…。

で、なんで、こんなに “写真” ばっかりなのかってハナシも出てて。結局 “写真” って一番 “interaction” が稼げるよね、というハナシでまとまっているのだけれども、一方で “ソレって、そもそも Facebook Page にたくさんファンがいないと、効果が目に見えないよね” というハナシも出ている。

実際、元記事の二番目のグラフを見てみると、”写真” を投稿した時に “interaction” が多く出てくる (ように感じられる) のって、ファン数が 100 万人以上になってからだ、というのが、なんとなくわかるかと。

で、”interaction” をいっぱい集めてる投稿の上位 10% を対象にすると、その中で “写真” が占めてる割合って、87% とかになってたり。

まぁ、こういう数字が出てると、そりゃぁ、みんな “写真” を上げる方向に走るよなぁ、という感じ。ソレがいいのか悪いのかは別にして、少なくとも “interaction” が集まるというのは、投稿自体が、それだけ多くのユーザーの目に触れているからだろうし。何よりも Facebook Page 上における投稿そのものが、ファン全員の目に触れるという前提に立っていない以上、何らかの形で多くのユーザーの目に触れるというコトが (広告という手段を除くと) 第一になってくるわけだしねぇ。

ただ、その投稿を見ている立場として考えると、”写真” は “写真” でも、ちゃんと投稿内容と関係があって、面白いモノだったらいいなぁと思うわけで。時々あるじゃん。”写真” として投稿するために、あえてテーマと関係無い “写真” を上げてるヤツとか (でも “写真” そのものはキャッチー)。ああなってくると、なんというか「さぁ、”いいね!” 押そうよ。ねぇ、押そうよw」って、無理やり求められてる感じになって、個人的にはあまり好きじゃないなぁ、と思ったり。

しかし、今の Facebook の News Feed のアルゴリズムを考えると、投稿をする担当者的には色々と難しいというか、やるコト多すぎて大変だよねぇ。実際、そろそろ担当者が手弁当でやるのはオペレーション的にも限界にきていて、むしろきちんと広告なり何なり使って、もといカネ使って回したほうがいいような感じにも見えてくる今日このごろ。このへんのハナシについては、また別に書いてみようかと。